おすすめの本紹介 その1『ほら話』

みなさん、こんにちは。

ペンスケです。

今回は、おすすめの本紹介!
記念すべき第1回目でございます。

アクアリウムな話題じゃないんです。すみません。

お勧めの本紹介についての注意事項はこちらをお読みください。

さて。

記念すべき第一回のおすすめの本紹介で紹介する本はこちら!
DSC_1638.jpg
伊坂幸太郎 作
フィッシュストーリー
でございます。

まあね、アクアリウムのブログの中でのお勧めの本紹介なんで、一発目は魚関係で行こうと思ってこれにしました。
フィッシュストーリ
魚っぽいでしょ?

まずはざっくりした紹介を文庫版の背表紙部分より引用
『最後のレコーディングに臨んだ、売れないロックバンド。「いい曲なんだよ。届けよ、誰かに」テープに記録された言葉は、未来に届いて世界を救う。時空をまたいでリンクした出来事が、胸のすくエンディングへと一閃に向かう瞠目の表題作ほか、伊坂ワールドの人気者・黒澤が大活躍の「サクリファイス」「ポテチ」など、変幻自在の筆致で繰り出される中篇四連打。爽快感溢れる作品集。』

うむ。
まあ、伊坂幸太郎…有名な作家さんなのでご存知の方も多いかもしれません。
メジャーな作品で言ったら「陽気なギャングが地球を回す」や映画化した「ゴールデンスランバー」(ボンバーじゃないですよ)あとは「死神の精度」とかですかね。

この作家さんの特徴は、何と言っても緻密なストーリー構成にあるんです。
描写に描写に描写を重ねて、全てが伏線となって…最後の最後にそぉぉつながるのかぁぁ!!みたいな爽快感。
一度はまったら癖になります。

ペンスケが伊坂さんの作品を最初に手に取ったのは、中学生の頃。学級文庫に「魔王」と言う小説が置いてあったのですが…
表紙が地面が大爆発している写真で…
当時、中二病全開だった私は、「なんだこれ!かっけぇぇ!」と思って手に取りました。
まあ。中身も中二病には大ヒットの中身でそれ以来、書店に行っては片っ端から伊坂さんの本を買いあさりました。

ああ。話をもとに戻しましょう。

フィッシュストーリの紹介です。

先ほど引用した紹介分にもあるように、この話は中篇小説4本立てになっています。
どの話も、伊坂さんらしさが出る叙述トリック・伏線が満載で読み応えがあります。

ストーリーごとの登場人物は多少つながりがあるのですが…
それぞれが、独立したストーリーになっています。
ただね、作品全体を通して読んでいると、ペンスケ的には根底に通ずるものがあるように感じるんです。

それは、なにかというと
「人は必ず誰かのヒーローで、知らない間に他人を救っている」
ということなんです。
この作品全体を見ると、文庫本一冊なのにありえないくらいたくさんの職業の人が登場するんです。
・村長
・大工
・動物園の飼育員
・塾講師
・泥棒
・芸術家
・主婦
・プロ野球選手
などなど。
まあ、中篇小説集なので、話数が増えれば登場人物が増えるのは当たり前といえば当たり前なんですが…ただ、作中に出てくる名のある人物全員が自覚・無自覚問わずに互いに助け合っているのがこの作品の特徴です。
読者は、神の視点からすべての登場人物の行動の結末を知るのですが…ほとんどの場合、作中に出てくる多くの登場人物は他者を助けているつもりなんて全くないのです。一部、凄い正義漢も登場しますが。

ただね、これって、普段われわれが過ごす世界もそうなのではないかな?なんて思うんです。
生きるために仕事して
生きるために買い物して
生きるために食事して
普段の生活の主体って必ず「自分のため」なんですよ。たまには、「他人のため」って思って行動する事はあっても、ほとんどの場合、自分のためなんですよね。
てか、常に「他人のため!」って言って行動している奴がいたら、それは詐欺師です。

でも、その「自分のため」の行動が回りまわって世界を動かして、誰かのためになっているんです。
今日、生きるためにした仕事が、明日、誰かを助けることになって
今日、生きるためにした買い物が、明日の誰かの仕事を助けて
…てな具合にね。
もちろん、普段の生活では誰かを助ける所まで我々が目にすることは何だけれども。この、フィッシュストーリでは、そんな行動の結果が見えるのが面白いところなんです。

売れないロックバンドの「いい曲なんだよ。届けよ。誰かに」

このセリフが世界を救うとしたら、
昨日作って、上司にディスられた営業用のプレゼンも価値がある物に思えてきませんか?
きっと届くよ、誰かに。そして世界は救われるさ。

そんな前向きで楽しくなれるお話が伊坂幸太郎作・フィッシュストーリーでした。
ぜひ、読んでみてくださいね。

個人的には収録されている「動物園のエンジン」「サクリファイス」「フィッシュストーリー」「ポテチ」の四篇の中では「ポテチ」が一番好きなのですが…あまり話すとネタバレになるので、今日はここまで。

因みに
この話の中に魚は登場しません。

じゃあ、なぜ「フィッシュストーリー」ってタイトルなのかって?


英語の「fish story」直訳すると「うさんくさい話」つまりは「ほら話」ってことです。



この記事も全部ほら話なのかもね!


〇伊坂幸太郎作 フィッシュストーリー
 おすすめ度:95点
 おすすめ対象:小学校高学年から中年のおじいさん・おばあさんまで
        なんか前向きになりたい人におすすめ

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。

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